富士通からSIMフリースマホARROWS M01が登場!国内メーカーが置かれている状況を整理した上でスペック等を確認してみる

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富士通株式会社が12/5からイオンでSIMフリースマホ「ARROWS M01」を販売すると発表しました。この機種は業務用端末「ARROWS M305/KA4」をベースとして開発された富士通初の個人向けSIMフリー端末となります。

Androidスマートフォン「ARROWS M01」を提供開始

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国内メーカーの状況を整理

まずはスペックや価格を見て行く前に、国内メーカーが置かれている状況を整理しておきます。

国内メーカーはSIMフリー端末を手がけてこなかった

IIJ IIJmio SIM 音声通話 パック みおふぉん IM-B043

IIJmioなどの月々1700円くらいの音声付き格安SIMで使えるSIMフリー端末は、正規品だと、海外メーカー品やiPhone6くらいしかありませんでした。国内メーカー品を入手しようとするとソニー(エクスペリア)などの並行輸入品となり保証などが一切受けられないという状況でした。

国内メーカーはdocomoやソフトバンク、auなどとの取引を重視して国内でのSIMフリー端末販売をしてこなかったと言われています。

しかし、国内市場に限ってはiPhoneの一人勝ち状況。Android端末もサムスンのGALAXYやソニーのエクスペリアなどが主流でその他国内メーカーは残念な状況となっています。

既に、東芝やパナソニック、NECはスマホ事業から撤退しており、残る国内メーカーはソニー、シャープ、富士通、京セラくらいなものです。

ソニー以外のメーカーは国内が主力で海外での販売はほぼ無い。国内メーカーはdocomoなどの通信業者に言われるがままに作っていたため、海外市場では求められていない「テレビ」「防水・防塵」「おサイフ携帯」「ハイスペックCPU」などのコストがかかる機能を盛りまくりガラパゴス化。

ガラパゴス化により高コストとなり、海外市場では通用しない端末となってしまったのです。

国内最大手のソニーですら1720億円の大赤字

Sony XPERIA Z Ultra C6833 LTE版(Black) 海外SIMフリー携帯

国内最大手のソニーですらスマホ事業は△1720億円の大赤字。これにより、ソニーは今季2300億円の赤字を予想しています。

現在のように円安が進み国内製造メーカーの収益が大幅に改善している状況下での大赤字。収益改善が進まなければ、シャープの様にいつ倒産してもおかしくない状況に追い込まれます。

但し、モバイル事業に限っては減損を一括処理しただけで、営業利益は少しだけ黒字です。ですが、この一括処理によりソニーのモバイルブランドのイメージの低下は避けられません。いつスマホから撤退してもおかしくないという印象を世間(通信業者など)に与えてしまったようです。

既に国内メーカーより海外メーカーのほうが品質が上だと思う

【海外版SIMフリー】 HTC One (M8) [並行輸入品] (16GB, グレー)

日本人としては国内メーカーに頑張って欲しいという気持ちはありますが、Android端末(ソニー除く)に限ってみると明らかに韓国や台湾メーカーの端末のほうがクオリティーが高い。

私はパソコンやスマホが大好きで色々買いまくっているんですが、私の持っている台湾のHTC(2コアCPU)のスマホと国内の京セラ端末(4コアCPU)を比べた場合、明らかにHTCのほうがサクサク動作します。(両方共au端末)

京セラ品のほうが世代が新しくスペック上もハイスペックなのに、実際の動作は・・・です。理由は分かりませんが、京セラ品はソフトウェアの作り込みが甘いんじゃないかなぁと思います。

HTCは全世界にスマホを展開しており販売数量が多い。なので、費用をかけて作りこむことが出来ます。一方で、国内とアメリカが主力の京セラ(といってもシェアはものすごく低い)では、掛けられるお金が違います。

販売数量が少ないということは、製造原価の面でも相当不利です。LOTが少なければ部品費が高騰しますし、1台あたりに乗ってくる開発費や設備投資の償却費も大きくなります。

自然に収益改善のため、開発費の削減や凝ったデザインを製造するために必要な設備投資ができなくなります。

数量もないのにクオリティーを上げようと頑張りすぎれば、収益が悪化しパナソニックのように撤退に追い込まれます。

一方でクオリティーが低ければ数量が少なくなり同様に収益が悪化します。つまり、シェアを獲得できなければ、自然と撤退に追い込まれるのです。これは、どの業界でも同じで最終的には圧倒的シェアを獲得した大手メーカーが勝利するのです。

世界での国内メーカーの位置

サムスン「GALAXY」のシェア急落 2014年4~6月世界スマホの記事によれば、2014年第2四半期のスマホの世界シェアは

  • サムスン電子(韓国) 25.2%
  • Apple(アメリカ) 11.9%
  • ファーウェイ・テクノロジーズ(中国) 6.9%
  • Lenovo(中国) 5.4%
  • LGエレクトロニクス(韓国) 4.9%
  • その他 45.8%

このように、ベスト5に国内メーカーの名前はありません。世界中でスマホを展開しているソニーですら、世界シェア3~4%程度と言われており、そのシェアは中国メーカーなどの出現により徐々に下がっています。

世界で見れば、富士通やシャープなどは県外で、調査結果に名前すら出てこないほど弱小メーカーです。

日本人は国内メーカーを選ぶ傾向にあるため、国内での売上でかろうじて生き延びている弱小メーカーも今後のSIMフリー端末の普及が進めば一気に撤退が進むと予想されます。

富士通初のSIMフリースマホARROWS M01を見ていこう

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暇だったからちょっと前置きが長くなりましたが、SIMフリースマホARROWS M01をチェックしていきましょう。

特徴

まずは、主な特徴をまとめておきます。

  • SIMフリー
  • Android 4.4
  • MSM8926 1.2GHz Quad Core
  • 約4.5インチ 有機EL(720×1280ドット)
  • カメラ(アウト / イン) : 800万画素 / 130万画素
  • Wi-Fi、GPS、NFC、Bluetooth搭載
  • 2,500mAhの大容量バッテリー
  • 防水(IPX5/8)・防塵(IP5X)
  • LTE対応
  • ATOK搭載
  • MADE IN JAPAN
  • イオンで2014年12月5日から販売

ミドルレンジCPUを搭載

CPUのスペックとしては、1.2GHz Quad Core。

SIMフリー端末として定番の

と同じなので、動作速度的は十分だと思います。

サイズが小さいので持ちやすい

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ディスプレイは4.5インチ有機ELとディプレイサイズが小さめ。iPhone5sが4インチで6が4.7インチなのでその間くらいのサイズ感ですかね。

個人的には画面サイズが小さい気もしますが、サイズが約138×67×10.9mmとコンパクトなので片手で操作したい方には最適です。

デザイン

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デザインは超シンプル。これといった特徴はないかな。

色は白と黒の2色展開です。

docomoなどのダサいロゴが入っていないのはGOODです。

防水・防塵

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海外端末は防水・防塵に対応していないですが、さすが国内メーカー。

マニアックなことに防水防塵に対応しています。

私のようにお風呂でスマホを使う人には凄くありがたいです。

ですが、充電端子にキャップありです。充電するたびにキャップの開け閉めが必要で面倒ですし、そこがバカになって水が入れば壊れてしまいます。欲を言えばキャップレス防水にして欲しかったです。

値段は税込39657円と若干高い

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この端末は現状ではイオンスマホ限定での販売となります。ビッグローブのSIMとセット販売となり、月額税込3110円~契約できます。

一括払いの場合は税込39657円となり、ASUSTek ZenFone5に比べて約1万高くなっています。

ASUSTek ZenFone5は世界中で販売されるモデルなので量が見込めますが、富士通端末は国内限定かつイオン限定。中国で製造するほどのLOTが無いから、MADE IN JAPANなんでしょう。

ちょっと高いかな?

それに、イオン限定販売と言うのは気に食わないね。それではSIMフリーの意味が全くない。実質、イオンSIM限定ですから。

まとめ

今までは海外のSIMフリー端末を使わざる負えなかった格安SIMですが、遂に富士通からSIMフリー端末が登場しました。

スペック的にはミドルレンジ。コンパクトモデルなので手が小さい方でも片手操作が可能ですし、防水です。

少し残念なのが価格。スペックの割に約4万円と少し高めです。しかもビッグローブSIMとセット販売限定なのも微妙かなぁ?日本企業っぽい考え方でちょっと残念です。

おそらく、富士通もイオンだけでは数が足りないでしょうから一般販売も考えているはずです。アマゾンなどでも手軽に入手できるようになれば、購入を考えたいと思える端末でした。

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