【まとめ】第2世代Ryzenは何が変わったのか?性能はどのくらい上がったのか?第一世代との違いをまとめます

Ryzen 7 1700愛用者、ヨシダです。

第二世代RyzenシリーズRyzen2000(Pinnacle Ridge、Zen+)が発売されて話題ですよね。

第一世代Ryzenを使っているのですごく気になります。

第一世代Ryzen用マザーでもBIOSアップデートでRyzen2000シリーズが動作するそうです。そうなってくると、買い換えたいなぁと思うのが僕みたいなパソコンオタク。

でも、第一世代と第二世代って何が変わったんだよって思いませんか。IT系ニュースサイトでもいろいろと情報が出てますが、ゴチャゴチャ書いてあってよくわかりません。

そこで、僕なりに第2世代Ryzenの進化したところをまとめたいと思います。

若干性能が改善されたマイナーチェンジ版

第二世代RyzenとかZen+とか言われているRyzen2000番台ですが、結論的にはただのマイナーチェンジだと思います。

第一世代(Ryzen1000番台)から劇的に進化はしていませんね。

マザーボードも共通で使えます(BIOSアップデートが必要な場合もあるが・・・)

一番の変化は製造プロセスが細かくなったこと

  • 製造プロセルが14nm→12nmに微細化
  • 微細化により消費電力が最大11%低減(同クロック比較)
  • 微細化により最大クロックが4GHz→4.3GHzにアップ

製造プロセスが微細化したことにより低消費電力化。発熱量が下がったことにより、最大クロックが300MHzアップしています。

単純に動作クロックUP分だけの性能上昇が見込めます。

Ryzen 7 1800X Ryzen 7 2700X
ベースクロック 3.7GHz 3.6GHz
ブーストクロック 4.3GHz 4GHz
TDP 105W 95W

※第二世代は2800Xが最上位ではなく2700Xが最上位です(今のところ)
※ブーストクロックは単スレッド動作時の最大値です。複数スレッド使用の場合はそこまで上がらない。

プロセス微細化により低発熱になったはずですが、その軽減分を動作周波数の向上に割り当てているためか、TDPは95W→105Wに上昇しています。

内部メモリの最適化によりクロック当たりの性能が3パーセント改善

内部メモリの回路改良によりレイテンシ(応答速度)が向上しています。

レイテンシとは、情報が送られ始めるまでのタイムラグです。スタートボタンを押してから何秒で一番初めの情報が到達するかのことです。

  • L1キャッシュ:13パーセント改善
  • L2キャッシュ:34パーセント改善
  • L3キャッシュ:16パーセント改善
  • DRAM:11パーセント改善

これにより、

  • クロックあたりの性能(IPC)が3パーセント改善

したそうです。

どういうことがというと、同クロックの第一世代Ryzenと第二世代Ryzenを比べた場合、第二世代Ryzenの方が3パーセント性能がいいということです(単純に言うと)。

ただし、第一世代と第二世代では基本的な構造は変わっていないそうです。大幅な設計変更をしたわけではなく、回路の最適化することで若干の性能アップをしたといったところでしょう。

メモリーコントローラーの性能アップ(DDR4-2666からDDR4-2933)

メモリーコントローラーも性能UPしています。

動作保証されているメモリが

  • 第一世代Ryzen:DDR4-2666
  • 第二世代Ryzen:DDR4-2933

とアップしています。

実際問題としては、第一世代RyzenでもOCすることで2933MHz(僕の環境では3200MHzでも動いた)できていたので、動作保証のMAX値がアップしただけなのかもしれません。

また、僕の経験上、メモリを高速に動かしてもそこまで性能UPしません。若干、ベンチマークの値がよくなる程度なので、そこまで高速なメモリを使う必要性はないでしょう。

メモリの値段を見ても、現状ではDDR4-2400(または一つ上のDDR4-2666)が一番コスパ良いので、ほとんどの方がこの辺りを買うと思います。DDR4-3000のメモリはDDR4-2400のメモリより5000円も高いです。

DDR-2400のメモリをちょいオーバークロックしてDDR-2666で動作させてみたりするのが現実的かな。金持ちなら話は別ですが。

具体的には9パーセント性能UPしている

抜粋でエルミタージュ秋葉原さんのシネベンチ(CINEBENCH R15)の結果を抜粋します(こちらのページよりデータを引用)

※表記が間違ってます。Ryzen 5 2600Xです。

Ryzen 7 2700XとRyzen 7 1800Xのマルチコア性能を単純に比較すると約9パーセント性能UPしています。

シングルスレッド性能も同様に9~10パーセント程度UPしていて、Core i7-8700Kと単スレッド性能に10%程度劣る程度まで改善されています。

ただし、第一世代Ryzenから第2世代Ryzenに買い換えるほどの性能向上はありませんね。

新規で買う場合は現状では価格差がほぼないので第二世代を買った方がいいですが、第一世代がセール等で激安販売されているような場合は第一世代を買うのも十分ありだと思います。

 

細かなベンチ結果はIT系ニュースサイトで大量に出ています。

詳しくは以下のサイトを見てください。

参考記事

参考記事

参考記事

参考記事

Ryzen 7 2700XにCPUクーラーが付属

個人的にデカいなぁと思うのが、最上位のRyzen 7 2700XにもAMD純正クーラーが付属するようになりました。しかも、一番いいWraith PRISMというカッコいいクーラーです(フルカラーのRGB LED付き。色の制御もできます。)

第一世代のRyzen 7 1800Xにはクーラーが付属していなかったので、僕は付属しているRyzen 7 1700を買ったほどです。

AMD純正のクーラーは非常にコンパクトで高性能です。正直、オーバークロックをバリバリやるような人以外、サードパーティー製の安いクーラーを買うより純正クーラー(リテールクーラー)を使ったほうがいいくらい。

Intelの純正クーラーは低コストのおまけ品みたいな感じで負荷かかると音がうるさいですが、Ryzenのクーラーはほぼ無音でよく冷えるんですよね。

CPUクーラーって買うと5000円くらいするので、十分使える純正クーラーが付いているとすごくありがたいですよね。

参考記事

AMD公式サイトにも純正クーラーのすばらしさが書いてあるので一度読んだ方がいいですよw

AMD X470チップセットが登場

第2世代Ryzenは第一世代のチップセット(300番台)搭載のマザーボードが引き続き使えます(BIOSアップデートが必要な場合もある)。

ですが、第2世代の発表に合わせてX470チップセットが発表されました。Xなので最上位のチップセット。X370のマイナーチェンジ版です。

細かな改善がされているそうですがX370と大して変わりないです。

  • AMD StoreMI Technology

というストレージ最適化技術が搭載されたくらいですかね。

参考記事

詳しくはAMDのサイトを見てほしいですが、単純に言えばSSDをキャッシュ変わりにすることでHDDを高速化する機能だと思います。

頻繁に使うファイルをSSDに、あまり使わないファイルをHDDに・・・のように自動的に保存先を最適化してくれるとかなんとかです。

IntelのOptane メモリーへの対抗機能ではないでしょうか。

まぁ、こういうのって複雑になるので僕は好きじゃないです。トラブルと面倒くさいことになりそうです。

従来の300シリーズで十分な気がします。

個人的にはB350がコスパ良いと思います。オーバークロックにも対応しているので、ちょっとOCで遊ぶなんてこともできるし。

※注意事項:BIOSのアップデートが必要な場合があります。第一世代のRyzenを持っていないとマザボのBIOSをアップデートできない場合があるのでよく調べてから買いましょう。

※安いマザーボードは電源回りが貧弱です。TDPの高いRyzen 7 2700Xを使う場合は対応しているかどうかをチェックしてください。

まとめ

第二世代Ryzenは第一世代Ryzenと比べて

  • マイナーチェンジ版で大きく変化はない
  • 回路最適化や微細化により1割程度性能がUPしている
  • クロックUPによりTDPが95W→105Wに上昇(2700X)
  • 最上位のRyzen 7 2700Xにも高性能なCPUクーラーが標準付属する
  • AMD X470はIntel Optane メモリーっぽいHDD高速化機能が搭載されただけ
  • 第一世代の300チップセット搭載マザーも使える(要BIOSアップデート)

です。

値段が変わらないのであえて第一世代を選ぶ意味はないですが、在庫処分等で激安販売されている場合は第一世代を買うのもあり。

第一世代から第二世代に乗り換えるほどの劇的な変化はない。

そんな感じかな。

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