
マイニングオタク、ヨシダです。
これからマイニング用PCを組もうと考えている方向けに、オススメのマイニング用PCケース「マイニングリグ」「マイニングフレーム」をまとめます。
マイニングは長時間グラフィックボードが最大負荷で動作し続けます。通常のPCケースでは熱がこもってしまうため密閉されていないオープンタイプのケースが使われます。
ここでは、Amazonで手軽に買える安価なマイニングリグを紹介しますので参考にしてください。
目次
1.電動ファン付きの高コスパなマイニングリグ(目安:4GPU)

個人的に最もお勧めなのが電動ファンが4個付属したこちらのマイニングリグです。
- 最大グラボ枚数:8GPU or 6GPU
- 電動ファン4個付属
- 電源は1台のみ
- コンパクトサイズが魅力
GTX1080やGTX1070などのハイエンドグラフィックボードの排熱はものすごいです。2~3台のグラボであればマイニングリグに電動ファンを取り付けなくても大丈夫ですが、台数が増えてグラボとグラボとの隙間が狭くなると熱がこもります。
電動ファンで空気の流れを作ってあげると冷却性能がUPして、熱によるグラボの故障を防ぐことができます。電動ファンって結構高いので、最初から4個付属しているこの製品は非常に魅力的です。

また、グラボの取り付け最大枚数は6枚と8枚に対応しているのも魅力。一般的に6か8のどちらかにしか対応していないんですが、このリグは取付穴がたくさん空いているので様々なグラボの枚数に柔軟に対応可能です。
サイズがコンパクトなのも魅力です。電源を2台設置できるリグが一般的ですが、このリグは電源1台に抑えることで横幅が52 cm。設置場所を選びません。
ただし、横幅が小さいので6GPUや8GPUを取り付けるのには無理があります。グラボは4台程度が最大とお考え下さい。
ファンは青色もあります。
2.電源2台設置できるマイニングリグ(目安:6GPU)

一つ目で紹介した製品より一回り大きいマイニングリグをお探しならこちら。最大で電源を2台搭載できるのが魅力。
- 最大グラボ枚数:8GPU or 6GPU
- 電動ファン:付属となしが選べる
- 横幅が広いので6GPU程度まで安心して使える
- 無塗装なシンプルなデザインがカッコいい

ATXマザー搭載時でも電源が2台搭載できます。横幅が66.6cmと広いのでグラボとグラボの間隔を大きく開けることができるため冷却性能に期待ができます。
一つ目で紹介したリグはコンパクトタイプなのでグラボ4台程度が限界ですが、この製品なら6台搭載しても十分な設置間隔をあけることが可能です。たくさんのグラボを搭載する方はこちらがオススメです。
120㎜の電動ファン5個もしくは80㎜の電動ファン5個が付属したキットもあります。
3.少数のグラボで運用するならテストベンチ/まな板(目安:2GPU)

そこまで大量のグラボを搭載しないなら、いわゆるテストベンチ(まな板)と呼ばれるPCケースがオススメです。
- マイニングリグより大幅に小型で場所を取らない
- ライザーケーブル不要でグラボ直差しだから動作が安定する
- グラボは2台が限界
- グラボの枚数が少ないなら最良の選択

一般的なマイニングリグは、ライザーケーブルと呼ばれる延長ケーブルでグラボを接続しますが、動作不安定になるトラブルもよく発生します。
予算や電源容量の関係でグラボを2台までしか搭載しないなら、グラボをマザーボードに直刺しできるテストベンチが最適です。動作が安定します。
マイニングPCをコンパクトに仕上げることもできるのも魅力の一つですね。
ただ、マイニングリグより品質・作りが良いので少し値段が高いのが欠点かもしれません。
持ち運びに便利な取っ手が付いたテストベンチもありますよ。
4.安さ重視ならスチールラック改造
市販の小型スチールラックをマイニングリグ代わりにするのも定番です。
グラボの固定に工夫が必要ですが、結束バンドを使えば簡単に固定できるので問題ないでしょう。
ただし、最近は比較的低価格でマイニングリグが手に入るので、ショートしてぶっ壊れるリスクが高いこの方法はお勧めしません。
ちなみに、僕はダイソーの部材でマイニングリグを自作したことがあります。作るのはそこまで難しくないですが、専用設計されたマイニングリグに比べてメンテナンス性が劣悪です。
やっぱり、安くてもいいので市販のマイニングリグを買った方が良いでしょう。
販売終了
以下は以前紹介した製品ですが、生産終了となりAmazonでの取り扱いがなくなってしまったものです。
参考のため残しておきます。
【販売終了】大型で冷却性能に期待できるマイニングリグ(最大8台)

いろいろ調べた中で一番良さそうなのがこれです。シンプルな構造なので9000円程度と非常に安価なのが魅力。
下の鉄板部分にマザーボードと電源、ストレージを固定し、支柱部分にグラフィックボードを固定します。

横幅が66.6cmもあってかなり大型なのが欠点ですが、その分グラボとグラボの隙間を多くとることができます。
モナーコインでよく利用されるGTX1080は発熱が強烈です。できるだけ隙間をあけてあげないと安定して動作しませんし、壊れるリスクも上がります。こういった大型フレームを使ったほうが安心です。
ちなみに、8GPUタイプと6GPUタイプがありますが、取付穴の位置が違うだけなのでお好みで選びましょう。

80cmファンの取付穴もあります。熱がこもる様であればファンを付けて冷却も可能なので安心です。
【販売終了】アルミ製で作りの良いマイニングリグ(最大6台)

1つ目に紹介したマイニングリグより一回り小型なのがコレ。コンパクトに仕上げたいならこちらの方がオススメです。
最大でグラボを6台設置できます。
少し値段が高いのが欠点ですが、アルミ製で作りはよさそうです。

最大の特徴は複数台を縦方向に連結できるところ。大規模マイニングもできますよw
(1回で複数台を購入すると連結パーツが付属します。1台買っても連結パーツが付属しないので注意)
【販売終了】シンプルで安価な木製マイニングリグ(最大8台)

木製のマイニングリグもあります。僕が見つけたマイニングリグの中では最も安価でした。
非常にシンプルで小型ながら最大でGPU8台を設置できます。木製なので改造もしやすいのもメリットです。
欠点は難燃性が低いこと。乾燥していない木材は凄く燃えにくいですが金属製より火災リスクが高くなります。
【販売終了】シンプルで安価なアルミ製マイニングリグ(最大6台)

木製マイニングリグと似た形状のアルミ製マイニングリグ。木製が怖いよって方はこちらがオススメ。
シンプル/小型で低価格なのが魅力的ですが、グラボの固定などはある程度の工夫が必要そうです。
これを改造のベースにすると面白そうかなぁと思います。