マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「Panasonic LUMIX G7 (DMC-G7)」を導入しました(詳細はレビュー記事参照)。非常にコンパクト・軽量で使い勝手がよく、いつも持ち歩いているほど気に入っています。
やっぱり、巨大な一眼レフよりも、ミラーレスの時代だなぁと強く感じています。

これからはマイクロフォーサーズ規格をメインカメラとして運用していこうと思っているのですが、保有しているレンズラインナップに不足があります。
現状持っているのが、写真の右から順に
- 標準ズーム:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(OLYMPUS)
- 標準ズーム:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ BLK(OLYMPUS)
- 単焦点マクロ:LUMIX G MACRO 30mm/ F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S. (Panasonic)
- 超望遠ズーム:LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 /MEGA O.I.S.(Panasonic)
です。
そう、超広角レンズが無いんですよ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの広角側は換算24mmなので、ちょっと物足りない。もっと広く写したいと思うことが多々あります。超広角レンズはインスタ映えもするので、1本欲しいですよね。
ということで、マイクロフォーサーズ規格の超広角レンズを調べてみたのでまとめます。
目次
マイクロフォーサーズは広角に弱い
マイクロフォーサーズはフランジバックが小さいので広角レンズがコンパクトに作れるというのがメリットと言われることがあります。確かにフルサイズに比べればコンパクトです。
でも、実際にはマイクロフォーサーズは広角に弱い規格だと思います。センサーサイズが小型なので、焦点距離が2倍換算になります。例えば焦点距離10mmのレンズだとフルサイズ換算で20mmになってしまいます。
実際に、レンズラインナップを見ても超広角レンズの種類は少ないですし、最も広角なものでも換算14mmが最も広角なレンズです。フルサイズだと10mm~12mmというのもあるので、見劣りします。
最も広角なレンズ(7mm、換算14mm)
超広角レンズを買うなら、最も広角なものがベストだと思います。とりあえず広く撮影しておけば、後でトリミング処理もできますからね。
マイクロフォーサーズで最も広角なレンズは、7mm(換算14mm)です。PanasonicとOLYMPUSの両社から発売されています。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
マイクロフォーサーズ規格の超広角ズームレンズで最も評判のいいのが、OLYMPUSのPROレンズです。憧れのF2.8通しの超広角ズームレンズで換算14~28mmの画角になります。
- (良い)F2.8通しの明るいレンズ
- (良い)プロ向けに設計された本格的なレンズ
- (良い)レンズ先端から約7.5cmまで寄れる接写性能
- (良い)マイクロフォーサーズ規格で最も広角なレンズ
- (悪い)フィルター装着不可
- (悪い)大きくて重たい(φ78.9×105.8mm、534g)
- (悪い)値段が高い
非常にシャープで解像感が高いレンズで非常に評判がいい。これを買えば間違いないと思いますが、最上位のレンズシリーズなので価格が高いのがネックです。
また、マイクロフォーサーズ規格レンズとしては、大きくて重たいです。534gもあります。マイクロフォーサーズは小さくて小型なのが最大の魅力なので、重たいのはちょっとなぁと思います。
それでもフルサイズやAPS-C用レンズに比べれば小型軽量ですが…
Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.
値頃が手頃なのがLUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.です。オリンパスに比べて1段暗いF4通しの超広角ズームレンズですが、重量が300gと軽量で人気です。
- (良い)オリンパスに比べて安価
- (良い)小型軽量(300g)
- (良い)ズーム全域で撮像面から25cmまで寄れる接写性能
- (良い)マイクロフォーサーズ規格で最も広角なレンズ
- (悪い)フィルター装着不可
- (悪い)OLYMPUSボディ装着時にゴースト・フレアが発生することがある
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは値段が高すぎて手が出ませんが、これならギリギリ手が出る価格です。画質についても、かなり評判が良いですし、300gと小型軽量です。
欠点としては、OLYMPUSボディに装着するとフレアが発生することがあるそうです。結構盛大にフレアが発生するらしいのでOLYMPUSボディをお使いの方は要注意です。
Panasonicには、ライカ DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0という超広角ズームレンズもあります。ライカブランドなので、より高品質・高画質なレンズで防塵防滴に対応です。
F2.8~と明るいのも特徴です。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROのPanasonic版って感じでしょうか?
低価格な超広角ズームレンズ
もう少し低価格な超広角ズームレンズもあります。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
低価格で人気なのがM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6です。僕の予算的にはこれが現実的かなぁとも感じます。
- (良い)安価
- (良い)超小型軽量(155g)
- (良い)そこそこの画質
- (良い)フィルター装着可
- (悪い)換算18mm~と狭い
安くて軽量なのが魅力ですが、やはり広角側が換算18mmというのは物足りないですね。せっかく購入するならもう少し広く撮影できるレンズが欲しいです。
ただ、考え方次第ではすごく便利なズームレンズかもしれません。換算18~36mmなので、広角に強い標準ズーム的な使い方ができるのではないでしょうか?
ちなみに、Panasonicには安価な広角レンズは用意されていないので、安い広角レンズはこれしかないんです。。。
マニュアルフォーカス単焦点レンズなら超小型
LAOWA 7.5mm F2 MFT
マニュアルフォーカスの単焦点レンズもあります。タマゴサイズの超小型なのが魅力のLAOWA 7.5mm F2 MFTです。
- (良い)超小型(170g)
- (良い)超広角レンズでは最も明るいF2
- (良い)換算15mmの超広角
- (良い)フィルターが取り付けられる
- (悪い)マニュアルフォーカス
- (悪い)割高に感じる
- (悪い)F8まで絞らないと周辺光量落ちが酷い
- (悪い)電気接点が無い
単焦点レンズならではの超小型設計なのが最大の魅力。マニュアルフォーカスで電気接点もないため不便ですが、画質の評判は抜群です。
ただし、サンプル画像を見ると周辺光量落ちがすごく気になりました。電気接点がないため、デジタル補正がされません。F8まで絞らないと周辺光量落ちがなくならないみたい。
パソコンで補正すれば良いのかもしれないけど少し手間ですよね。
F2と明るいので夜景や星を撮影に向いていそうですが価格も高いので、個人的にはLUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.のが良いかなぁと思います。
トイレンズという選択肢(魚眼レンズ)
Pixco CCTVレンズ 超広角8mm f/3.8 魚眼レンズ
将来的にはPanasonic LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.を買おうと思っていますが、カメラ本体を買ったばかりなので今はお金がありません。
手軽な価格で超広角を楽しめないかなぁと思ってAmazonを探しまくった結果、面白いレンズを発見しました。
中華レンズです。
8mmの超広角レンズですが、周囲が歪む魚眼レンズ。なんと価格が約9000円!安い!
将来的にLUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.を買うとしても、魚眼レンズなら用途がかぶらないので試しに買ってみました。魚眼レンズも試してみたいという欲望もあるしw
マニュアルフォーカスですが、ミラーレスならMFでもピントを合わせやすいので問題ないと思います。
評判もそこそこ良くて、これで十分という評価も見られるほどです。
OLYMPUSにも同じような価格の簡易魚眼レンズがありますがF8と暗いので、中華レンズの方が良いという評価が多いです。
届いたらレビュー記事を書きますね。